「プレイステーション クラシック」発表!先行抽選予約受付中

「東京ゲームショウ2018」開催と同時に『プレイステーション クラシック』が発表になりました。

任天堂が「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」を発売し好評を得ていたことに少なからず影響を受けての発売なのでしょう。

20本のタイトルを収録と言われていますが、タイトル一覧といった公式アナウンスは今のところなく、後日発表となるようです。

今回は初代プレイステーションを振り返りながら、個人的なプレイステーションの思い入れのあるタイトルなどを紹介したいと思います。

目次

次世代ゲーム機戦争の幕開けとともに

「プレイステーション クラシック」の発売は2018年12月3日となっています。12月3日は初代プレイステーションが発売された日付でそこに合わせて来たということです。

『123でゲームが変わる』有名な『全てのゲームは、ここに集まる』といったコピー戦略など、ソニーが取った戦略は今振り返っても見事だったと思います。

初代プレイステーションが発売された1994年は、ポリゴンを用いた3Dゲームへいよいよ家庭用ゲーム機が移行するという節目であり、多くのゲーム機が発売されたこともあり「次世代ゲーム機戦争」などと呼ばれていました。

古くから任天堂と争ってきたセガは「セガサターン」を発売し、当時最先端であったゲームセンターのゲームを家庭で楽しめることを強くアピールしていました。バーチャファイターが家で遊べることに胸躍らせた人がたくさんいました。

2D格闘ゲームでカプコンと人気を二分していたSNKは「ネオジオCD」を発売しました。SNKは元々、ゲームセンター基盤そのままに家庭で遊べるネオジオを販売していましたが、ソフトが高額なこともありマニアのための製品となっていました。そのソフトのメディアをCDにすることで、販売の拡大を狙っていました。

NECは「PC-FX」というPCエンジンの次世代機を発売しました。若い世代の中にはNECがゲーム機を作っていたことを知らない、驚きを持つ人がいるかもしれません。PCエンジンはファミコンと並び人気を博した歴史に残るゲーム機です。CDをゲームメディアに初めて採用したのもNECです。

 

 

ソニーと同じく家電製品メーカーのパナソニックからは「3DO」が発売されました。NEC以上に驚く人が多いかもしれませんが、パナソニックも家庭用ゲーム機事業に参戦していたのです。パナソニックということもあってか、ゲームを取り扱わない電気屋さんでも展示されていたことに驚いた記憶があります。

そして、スーパーファミコンで圧倒的なシェアを誇っていた任天堂が「ニンテンドー64」を開発中というのが、1994年のゲーム業界でした。

この次世代ゲーム機戦争は、オリジナルタイトルを多数持ち、ゲームセンターでも人気のタイトルを移植して来るセガが抜け出すだろう。それでも本命はやはり、任天堂だろうというのが大方の予想だったと思います。

しかし、結果はゲームとは畑違いのソニーが発売したプレイステーションでした。

プレイステーションの思い出タイトルTOP10

私はプレイステーションではなくセガサターンを選んだ人間の一人です。

当時はゲームセンターで格闘ゲームのブーム真っ只中で、ゲームセンターのゲームが家でも遊べるセガサターンがとても魅力的だったのです。とはいえ、セガサターンを選んで後悔したりもしませんでした。6つのボタンが並べられたコントローラーは格闘ゲームに向いていたし、「街」「グランディア」といった名作をいち早く遊べたのも良かったです。

我が家にプレイステーションがやってきたのは、運良く当たったジャンプの懸賞でした。後にも先にも、ゲーム機本体が当たったのはプレイステーションだけです(笑)

パラッパラッパー

プレイステーションを持っていなかった頃に、気になってどうしても遊びたかったのが「パラッパラッパー」です。

コミカルなグラフィックに、音楽ゲーム。カジュアルな感じがとても好きで、プレイステーションを手に入れて真っ先に買ったソフトです。続編のウンジャマラミーも好きでした。

一時期、プレイステーションの看板キャラにもなっていたので、「プレイステーション クラシック」に収録されてもおかしくないタイトルですが、権利関係で無理そうな気がします。それに、リマスター版がPS4で発売されているので、気になる方はそちらを遊ぶのがベストでしょう。

サガフロンティア

SFCで人気だったサガシリーズのPSタイトル第1弾。サガシリーズが好きだったこともあり、こちらも遊びたくてすぐ買ったソフトです。が、クリアしたのがキャラクターの中で2人だったか、ゲーム自体は印象が薄いタイトルです。CGで描かれたグラフィックは今見ても苦痛になるものでは無いと思います。

「プレイステーション クラシック」には収録されないと思うので、最近サガシリーズを知った方はゲームアーカイブスで。

ファイナルファンタジータクティクス

「タクティクスオウガ」を手がけた松野さんがスクウェアに移籍して手がけたのがこのタイトルです。当時、「タクティクスオウガ」のパクリだとかこれはファイナルファンタジーじゃないといった批判的な意見が結構あったように記憶しています。

個人的には、松野さんが作るシナリオは大好きですしやりこみ要素のあるジョブシステムは大好きで、かなりやりこみました。後の松野作品で舞台となる「イヴァリース」の始まりのタイトルでもあるので、遊んでほしい1本です。

PSPからスマートフォンと移植が行われているので、これもPSクラシックには収録はないでしょう。

ファイナルファンタジー7

プレイステーションのシェアを大幅に拡大し、勝利を決定付けたと言える歴史的タイトル。友達から本体ごと借りて遊んだ思い出のソフトでもあります。

謎めいたストーリー、多数用意されたミニゲーム、やりこみ要素のあるマテリアシステム、多くの隠し要素と夢中にさせるものがこれでもかと詰まった奇跡のような1作です。

PSクラシックに収録が予告されていますが、ローポリゴンのグラフィックは今遊ぶには少し厳しい気がします。PS4やPCでリマスター版が出ているので、そちらを選ぶ方が良い気がします。リマスター版なら、快適プレイとチートプレイも可能になっているので。

PS4でリメイクが発表されていますが、いつになるやら・・・

ゼノギアス

プレイステーションで生まれた完全新作タイトルにして、伝説のRPG。

謎に満ちたストーリーとDisc2からの意表を突くゲーム展開。人間キャラとロボットという2つの戦闘システム。プリレンダリングムービー真っ只中に、アニメーションムービーを挟む斬新さなど、遊んだ人の心にしっかりと残ったRPGです。

後のゼノサーガ、ゼノブレイドと「ゼノシリーズ」と呼ばれる高橋さんの第1作でもあります。物語に繋がりはありませんが、ゼノブレイドが好きな人は遊んで後悔はしないと思います。

PSクラシックには、入って欲しいけど入らないでしょう。

メタルギアソリッド

言わずと知れたメタルギアソリッドシリーズの第1作。ステルスゲームというジャンルを確立させた金字塔です。

当時プリレンダリングムービーがもてはやされ、ムービーがいかに美しいかだとかムービーがどれほど入ってるかが宣伝文句に文句になりつつあった中で、プリレンダリングムービーを用いずに、カット割りとセリフの妙で魅せるメタルギアは別格のセンスを誇っていたと思います。

シリアスとコミカルを巧みに切り替えるシナリオの中に、確固たるメッセージが込められているというのも当時は斬新だったと記憶しています。サイコマンティス戦は、ゲーム史の歴史に残る名バトルだと思っています。未プレイの人は是非とも遊んで頂きたいです。

PSクラシックに入るべきタイトルだとは思うのですが、コナミ次第といったところでしょうか?

バイオハザード

サバイバルホラーというジャンルを確立させた記念すべき1作目です。

バイオハザードは発売後じわじわと口コミで広まり(今のようにSNSなど存在しなかった時代なので)2で大ヒットシリーズとなりました。意外にも女性ユーザーが多かったように記憶していて、コレのためだけに本体を買った人を知ってます。

バイオハザードはリメイク版がPS4でも出ているので、PS版を遊ぶよりもそちらを遊ぶ方がいいでしょう。2のリメイク版は2019年発売です。

サガフロンティア2

水彩画風のグラフィック、ヘンテコな名前もおもしろい連携、ギュスターブ編とウィル編という2つの壮大な物語と、個人的にはサガシリーズで1番好きなタイトルです。

とはいえ、サガシリーズだけに人を選ぶと思うのでPSクラシックには入りませんね。入ったらひっくり返るほど驚くでしょう。サガシリーズ好きなら遊んで欲しい1本です。

みんなのゴルフ

パワプロしかり、良いスポーツゲームはそのスポーツを実際にやっているかのように錯覚させる。というのが私の持論です。

ゲームの世界ではある種マイナーなゴルフというジャンルを、メジャーに押し上げた金字塔と呼べる1作です。風を読み、傾斜を読み、ショットの強さを計算し、それでも思い通りにならないメンタルの要素。ゴルフの面白さをゲームでここまで再現できるのかと感心したソフトです。人が集まったときによく遊びました。

スポーツゲームは新しいものに限ると思うので、PSクラシックに入りそうだけど遊ぶだろうか?と首をかしげる部分はあります。

ヴァルキリープロファイル

トライエースが生み出した、PS時代の傑作。選択と集中、登場人物が織りなす秀逸なストーリー。何よりもコンボを組み立てることが楽しい戦闘と、トライエースらしさが詰まった作品です。その後のシリーズがイマイチな結果に終わってしまったのが残念でなりません。

PSP、スマートフォンでも展開されていますが、PSクラシックに入れてもらえないでしょうか?

プレイステーションの思い出 選外

TOP10に選んだソフトがほとんどRPGだったという結果になりました。RPG以外にも注目しつつ、PSクラシックに入りそうなタイトルをいくつかピックアップします。

リッジレーサーシリーズ

リッジレーサーは収録タイトルとして予告されていますね。個人的に、特に思い入れはありませんし、レースゲームは新しいものに限ると思うのですが…

永瀬麗子の進化の歴史くらいの認識しかないので他には語れません。

ときめきメモリアル

意外にも恋愛シミュレーションゲームが流行ったのがプレイステーション。(セガサターンでも多数出ましたが、あちらは18禁があったので別物)その火付け役となったのが「ときメモ」だったと思います。

ゲームの歴史という点で見れば、収録されてもおかしくないタイトルだと思います。

風のクロノア

ナムコが生んだ良質アクションゲーム。隠れた名作と言ってもいい素晴らしい作品です。

この頃、映画的にという宣伝文句が並び、ムービーなど見せる演出が強化されていく中で、アクションゲームは数がどんどん減っていったように思えます。そんな中老舗であるナムコが送り出したクロノアは、アクションゲーム好きにはたまらない作品でした。

未プレイの人が多いであろうこの名作は収録して欲しいと思います。

どこでもいっしょ

コミュニケーションソフトとでも呼ぶべきか、ゲームらしい要素はとても弱いのに愛すべきキャラクターが生み出す中毒性は、ポケットステーションを認知させる役割を十分に担った作品です。

ボタンが固くて、長時間遊ぶには文字通り苦痛だったポケットステーションで、延々としりとりを繰り返した思い出が…

仕様上、PSクラシックには入らないでしょう。トロは看板キャラクターなんですけどね。

アストロノーカ

宇宙野菜を育てる、掛け合わせて新たな品種を生み出すといった育成要素に、外敵であるバブーを撃退対するためのトラップを構築するといった2つのゲーム要素がハマる人にとっては至極の楽しみとなるでしょう。

偶然の産物のように時に生まれる高価な宇宙野菜。何度も同じトラップを使うと学習し、トラップにかかりにくくなるバブー。それ故に最小限のトラップで撃退する最善の一手を追求する将棋などにも似たパズル要素。知る人ぞ知る名作だと思います。

PSクラシックには、たぶん、入りませんね。

I.Q Intelligent Qube

プレイステーションユーザーの多くが持っていたように記憶しているパズルゲームです。持っていた理由は、パズルゲームとしての取っつきやすさと価格が安かったことでしょうか。

ローポリゴンのゲームがほとんどのプレイステーションタイトルの中でも、今でも遊べるタイトルと言ったらこれでしょう。パズルゲーム故に、今遊んでも楽しめます。

高確率でPSクラシックに収録されると予想します。

XI[sai]

サイコロを転がして面を揃える、シンプルながらもサイコロの面構造を理解していないとうまく揃えられないもどかしさ。

プレイステーションが生んだ名作パズルゲームだと思います。この作品、ソニーが公募した「ゲームやろうぜ!」というオーディション企画から生まれた作品です。今ではインディーゲームはある種のメジャーであり、発表の場も多く用意されていますが、当時一般の人間がゲームを作って発表する機会は限られていたように思います。

任天堂も「ジャックと豆の木プロジェクト」を企画し、そこから「ポケモンスナップ」が生まれています。

PSクラシックに入る可能性は高いと思います。

プレイステーション クラシックスは買いなのか?

ニンテンドークラシックミニ発売から、セガはメガドライブミニの発表(PSクラシックの発表日に2019年に発売延期という残念な発表がありましたが)SNKはネオジオミニの発表と、ミニゲームブームが巻き起こりつつあります。

3社が発表したミニシリーズは2Dゲームが主流だった頃のゲームがメインであり、PSクラシックは3Dゲームがメインのハードです。

3Dゲーム出始めのローポリゴンゲームは、正直今遊ぶにはキツイものがあります。そこが他のミニゲーム機と違う点です。確かに当時のハードを小さく再現したゲーム機は欲しいと思わせるだけの魅力がありますが、果たしてゲーム機として遊ぶだろうか?という疑問符が付きます。

リマスターされている作品もあり、鉄拳など最新作を遊んだ方が楽しいだろうと思えるタイトルもあり、ゲームアーカイブスで配信されているタイトルもあり、その立ち位置は微妙な気がします。それだけに、収録タイトルも難航していて、公式発表が遅れているのでは?と推測してしまいます。

個人的にはそれよりもPS4で初代ゲームアーカイブスを遊べるようにして欲しいというのが本音でしょうか。PS Vitaも2019年で生産を完了すると発表されただけに、互換性能をつけてくれた方がと思う人はいるでしょう。

PlayStation Plus加入者限定で抽選先行予約受付中

9月20日~10月22日の期間で、PlayStation Plus加入者限定の抽選先行予約の受付が開始されています。販売はソニーストアとなっています。

PlayStation
404 404 - お探しのページは存在しません。
あくまでも、抽選であり応募=予約とはならない点にご注意を。また、先着順の当選といったこともないで合わせて注意して下さい。

受付期間が1ヶ月程度ありますので、その間に収録タイトルが発表される可能性がある為、それを待ってからでも良いと思います。他の販売店での予約も開始されるかもしれませんし。

販売はソニーストアなので、My Sony IDが必要となります。IDを持っていない場合、応募の際に新規登録が必要となります。
ソニーストアでの応募の際には、自分のPSアカウント名の入力が必須となっているので、自分のアカウント名をうろ覚えの方はメモを取るなり間違えないように注意が必要です。間違えていると応募は無効となるようです。

いずれにせよ、収録タイトルは何になるのかなど発売まで期待を持てる「プレイステーション クラシック」は12月3日発売です。

 

 

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