どーも、もりそばです。
もうすぐゲーム業界の一大イベントE3 2018が開催されます。このE3とは、北米で開かれるゲーム業界最大の見本市で、「Electronic Entertainment Expo(エレクトロニック エンターテイメント エキスポ)」という名称で、頭文字を取って『E3』という略称が使われます。
最大規模のゲームイベントとなっている為、過去にも新ハードの発表や人気シリーズの最作の発表など、大きな発表が行われることでも注目されています。
元々、ゲームの見本市ということもあり、業界関係者に向けた今後の商品を見てもらうという趣旨で始まったE3ですが、近年では一般のユーザーも会場に入って新作ゲームを見ることが出来るようになっています。
今年の開催はロサンゼルスで、現地時間の6月12日から6月14日となっています。
E3の開催までに、主要ハードメーカーの思い出と今年のE3で個人的に注目している点などを、何回かにわけて記事にしていきたいと思います。
最初に取り上げるのは、マイクロソフト陣営のXboxです。
黒船襲来と騒がれた初代Xbox
初代Xboxは、2002年2月に日本で発売されました。マイクロソフトがゲーム業界に参入するということでかなり話題になったことを覚えています。
当時はPS2が圧倒的なシェアを占め、任天堂のGCが健闘すると至った情勢でした。(セガのドリームキャストは、Xbox発売の1年前に撤退しています。)家庭用ゲーム機と言えば、世界的にも日本メーカーが市場を独占している状態の中で、海外のしかもマイクロソフトが参戦するというのは、驚きでした。
最後発となったXboxは他社ハードを上回る性能と、今では当たり前になっているHDDを標準で搭載しているなど、マイクロソフトの本機度がうかがえる内容となっていました。
ただ、発売時点で日本では発売時点でPS2がシェアを占めていたこと、発売されるタイトルも移植作品が多かったこと、何よりも本体の巨大さと日本での販売はうまくいきませんでした。
「鉄騎」というぶっ飛んだコントローラーを使用するゲームも印象的でしたが、私は「ブリンクス・ザ・タイムスイーパー」というゲームが好きでした。
このゲームの特徴は、HDDを標準で搭載しているXboxならではの、時間操作にあります。読み出しだけでなく書き込みを可能にしているからこそ、時間を巻き戻すなどの時間操作が可能であるというのが当時のふれこみでした。
この時間操作を用いた遊びは新鮮で面白く、なるほどなぁと感心したものでした。今では以前紹介した「Braid」など、時間操作を使ったアクションは珍しくもありませんが。その先駆けとなった「ブリンクス・ザ・タイムスイーパー」は個人的なXbox代表ゲームです。
あなたのしらないXbox360の世界
Xbox360は、2005年12月に発売されました。前世代機で最後発の参入となったマイクロソフトが、他社に先駆けてHDグラフィック対応機として送り出したのが、Xbox360です。
世界的には一定の成功を収めた初代Xboxでしたが、日本では他国と比べると惨敗とも言える結果でした。日本での成功を収めるために、早くから日本人が好むRPGタイトルを多数用意するなど、力の入った販売を行いました。
私は坂口博信さんの「ブルードラゴン」遊びたいが為に、初期のXbox360を購入しました。このゲーム、実に坂口さんらしいテイストにあふれたゲームで、今でもXbox oneの下位互換機能で遊べるので、坂口さんが関わっていた時代の「ファイナルファンタジー」が好きなら遊んで欲しいです。
その後も、「ロストオデッセイ」に「ラストレムナント」そして「スターオーシャン4」とRPGで楽しめるハードでした。
忘れてはならないのが、「テイルズ オブ ヴェスペリア」です。
個人的なテイルズシリーズ最高傑作は、この「テイルズ オブ ヴェスペリア」で今もなお変わっていません。のちにPS3で完全版が発売され、ちょっとした騒動になりましたが、興味があるかたは遊んでみて下さい。
知る人ぞ知る最高の「ナルト」ゲーム
国産ゲームを遊んでばかりいた私の転機となったのが、フランスのUBIが作った「Naruto: Rise of a Ninja」という、日本の漫画「ナルト」を題材にしたゲームでした。
日本では、「ナルト」のゲームと言えば「ナルティメットストーム」になるかと思いますが、海外産のこのゲームは原作に出て来る木の葉隠れの里を丸々再現して、その中を自由に動き回れるという内容でした。
今では、その程度のことは当たり前のゲームデザインですが当時はものすごい画期的な内容でした。その中でアクションあり、格闘有りという海外のゲームメーカーが作ったとは思えない内容に驚かされました。
Xbox360独占のタイトルなうえ、日本ではバンダイナムコがナルトのゲームを販売しているためか、待ったところで日本での発売はありませんでした。どうしても遊んでみたかった私は、初めて輸入盤のゲームを購入しました。
続編となるタイトルを最後に、UBIはナルトのゲームを作っていません。個人的には最高のナルトゲームだと思っているので、UBIにはもう一度「ナルト」のゲームを作って欲しいです。
シューターゲームの面白さを「Gears of War」に学んだ
UBIに興味を持った私は、「アサシンクリード」を遊び「スプリンターセル」でステルスに夢中になり海外ゲームは面白いという考えに変化していきました。
ただ、海外ゲームの代名詞とも言えるシューターゲームには手を出せずにいました。FPSのゲームなんて、N64の「007ゴールデンアイ」を遊んだ程度でなんとなく難しいというイメージを持っていたのです。
そんな中で見つけたのが、マイクロソフトが出していた「Gears of War」です。このゲーム、シューターゲームですが、TPS(サードパーソンシューティング)という、操作キャラクターの全体像を見ながら遊べる、馴染みのあるカメラワークで作られています。
このゲーム、意図的にカバー(障害物に身を隠す)動作をするように誘導されていて、カバー状態から隙を見て反撃という、移動しながら狙いを定めて攻撃するような慌ただしさが少なく、シューターゲームの基本を教えてくれたゲームです。
どうしても突っ込まなければならない時でも、近接用のチェーンソーで敵を倒すことが出来るので、初心者にも優しい作りになっています。シューターゲームの基本を学びたいなら、「Gears of War」をおすすめします。(グロい表現がある18歳以上推奨ゲームですが)
大きな可能性を秘めた「Kinect」
任天堂のWiiが切り開いたモーションコントロールという新たな操作方法に対して、マイクロソフトが作り出したのが、身体全てをコントローラーにするという「Kinect」でした。
個人的には「Kinect」好きでした。親戚の子供が来たときに大活躍してくれましたし、音声とジェスチャーによる操作というのも可能性を感じさせるものでした。
実際には精度の問題もあり、まだまだ技術不足と思えるところが多かったですが、進化したら面白いものになってくれたと思います。是非とも、マイクロソフトには何年か後にVRと組み合わせて、もう一度すごいものを出して欲しいと思います。
Xbox360時代は力の入ったプロモーションがあった
「グランドセフトオート4」「バイオショック」「フォールアウト3」と有名タイトルから「デッドライジング」など語り出したらきりが無いほどに、前世代機はXbox360で多くのゲームを遊びました。
Xbox360のダッシュボード上で毎週配信される「INSIDE Xbox」という番組があり、発売間近のゲームや、Xboxアーケードという今でいうインディーゲームを紹介してくれる番組が楽しみでした。そこで、まだ見ぬ良質なゲームに出会うことが出来たのです。
「MIDNIGHT LIVE 360」というXbox360に特化した動画配信など、小さいながらもメディアなどでもXbox360を応援しよう!という雰囲気が好きでした。
しかし、国内での販売が上向かない中で、徐々にそのプロモーションも弱くなりXbox360はマニアックなハードとして役目を終えていきました。
今回はここまでです。
次回は現行ハードXbox oneに触れつつ、今年のE3注目ポイントを語っていきます。